神宮前公衆トイレ|THE TOKYO TOILET
motenashikun
NIGO氏が原宿の歴史を再現した「一軒家トイレ」のユニバーサル設計
神宮前公衆トイレは、原宿カルチャーを牽引してきたNIGO氏がデザインした、古き良きアメリカの一軒家を思わせるノスタルジックな平屋の公共トイレです。かつてこのエリア一帯に存在し、原宿の文化や日本のライフスタイルに大きな影響を与えた米軍駐留施設「ワシントンハイツ」の住宅をオマージュ。消えゆく歴史的デザインを大好きな街に残したいという『温故知新』の想いと、最新の非接触・ユニバーサル設備が融合した、街の新たなランドマークです。
神宮前一丁目の交差点に「緑のフェンスと白い壁の一軒家」を目にしたら、誰もが「これが本当に公衆トイレなの?」と新鮮な驚きを覚えるのではないでしょうか。従来の冷たくて無機質なトイレのイメージを覆す、我が家のように親しみやすい佇まいは、それだけで入る時の緊張感を優しく解きほぐしてくれます。個人的にはアクセントとなっているミントグリーンの優しい色合いがとても好きです。
訪れる人を気兼ねなく迎え入れるため、細部にはユニークな工夫が凝らされています。外観は素朴なガーデンフェンスで囲われ、個室のドアは常に開放されているかのように見える仕掛けになっており、視覚的なアプローチのしやすさを追求。一方で、内部の機能面は最新の衛生基準をクリアしており、広々とした手洗いスペースの確保や、手をかざすだけで作動する非接触型の水栓を採用するなど、感染症対策や誰もがクリーンに使える配慮が徹底されています。
単に用を足す場所としてだけでなく、原宿の歴史を未来へつなぎ、人と人とが思い合って使い合う「助け合いの場所」としてデザインされたこのトイレ。どこか懐かしく、それでいて全く新しい神宮前公衆トイレのおもてなしの空間をレポートします。
神宮前公衆トイレの写真

外観

洗面台

洗面台

天井

だれでもトイレ

だれでもトイレ
基本情報
| 住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目3−14 |
| デザイン | NIGO® |
| 施工期間 | 2021年2月〜5月 |
| 設計・施工 | 大和ハウス工業 |
| 構造 | 壁式鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 |
| 建築面積 | 21.85m2 |
| 延床面積 | 21.85m2 |